メイン コンテンツにスキップ

 

平成31年度鴨江アートセンター制作場所提供事業「アーティスト・イン・レジデンス」で制作するレジデンスアーティストのみなさん(全8組)のうち前期のアーティスト4組をご紹介します。

 

前期〈5月~8月〉
 


 

 

 

 

 

 

 

 

村上 亜沙美  -Murakami Asami-

誰でも持っている、その人の中にある
まだ形になっていない言葉を本という形にすることで、
見たことや聞いたことのない言葉を目にしたい、耳にしたい。
一冊の本ができることを探求しています。

London College of Communication – University of the Arts London(ロンドン芸術大学)Book Arts and Design卒業。在学中にロンドンの製本所でアーティストブックや本の修復、私家版の制作を始める。帰国後、ブックデザイン会社勤務を経て、2015年独立。デザイナー・製本家としての仕事の傍ら、さまざまな場所で製本のワークショップ『村上製本 製本教室』を開催。本づくりから販売までを行う、インディペンデント・レーベル「Kite(カイト)」に所属し、創作を行っている。
[Kite]http://kitebooks.info
 [webhttp://asamimurakami.com
 [twitter@Antonio_Margothttps://twitter.com/Antonio_Margot
 [instagram@murakami_binderyhttps://www.instagram.com/murakami_bindery/

 


 

 

 

 

 

 

 

 

廣瀬 悠一  -Hirose Yuichi-

1990年生まれ。東京都出身。自ら考案した、3次元データから中身の詰まった立体物を編む手法「ソリッド編み」を自動化する機械「ソリッド編み機」を開発中。
編み物は、編み目という単位によって全体の形状を離散化(ばらばらに)している、本質的にデジタルなものづくり手法だと言える。画像をピクセルで分割するのと同じように、形状を編み目で分割しているからである。この編み物で中身の詰まった立体物をつくることによって、そのデジタル性を衣類などの布地だけでなく、家具や工業部品など「かたいもの」にも応用できる。たとえば、デジタルなものはundoやupdateが可能だが、編み物はまさしく、ほどいて別のものに編みなおせるという特徴を持っている。この編み物を用いていすをつくることで、いすをほどいてつくえに編みなおすことが可能になる。
つまり「ソリッド編み機」とは、造形物に可逆性・更新可能性を持たせることができる、編み物方式の3Dプリンタである。

▪️ 経歴
2013年 Fab Academy 2013修了
2014年 慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了
2018年 ローランド ディー.ジー.株式会社退社・Yara:Makers引退・FabLab浜松退所
2018年 平成30年度異能vation「破壊的な挑戦部門」採択
2019年 FabLab浜松再入所

▪️作品履歴
Remote Volume
https://www.youtube.com/watch?v=cyGHt9RXjCk
Manual NC Plotter
https://www.youtube.com/watch?v=S1Fd5ZiJzN8

▪️ ソリッド編み機の出展履歴
2018年 パナソニック クロスバリューイノベーションフォーラム2018(東京)
http://100banch.com/magazine/13742/
2019年 CES 2019(アメリカ・ラスベガス)
http://100banch.com/magazine/14687/

▪️ ソリッド編みの詳細
ソリッド編みについてまとめたレポート
http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/report/mori/2013/c-022/
手編みによるソリッド編みサンプル
https://photos.app.goo.gl/vugGd1rNnUvkTyXg7
開発中のソリッド編み機の試作
https://photos.app.goo.gl/LMEBWsW4uy3nEGuA8

 


 

 

 

 

 

 

 

 

井原 正夫 -Ihara Masao-

東北の寒村に生まれ、厳しい自然環境の中、色のない、モノクロームの世界の中で、幼少時をすごしてきた。そんな小さな町の闇夜は、今よりもずっと、暗かった。その反動からか、作品には、原色の鮮やか 色調の画面が、わたしの分身とともに楽しい宴を、くりひろげる。ミクスドメデイアの手法により、何か、異次元の表現世界を、創造していければ。と考える。

(経歴)
1959年青森県三戸町に生まれる。
1970年静岡県浜松市に転居する。
愛媛大学法文学部卒業
某公益法人にて、織物検査員として、勤務。
2019年退職。その間2015年頃、転勤先の兵庫県西脇市で、先鋭的なアーテイストと知り合い、絵を描き始める。

(個展歴)
2016年3月29日から4月10日まで、兵庫県小野市にて、MASAO個展。
2018年10月13日から14日まで、静岡県浜松市クリエート浜松にてアートでASOBU現代美術展。

(グループ展)
2015年8月2日から8月30日まで、兵庫県西脇市重要文化財来住邸にて第1回西脇アートフェステバル2015. 2016年4月2日から4月30日まで。兵庫県ラベンダーパークにて現代絵画5人展。2016年7月20日から8月31日まで、兵庫県西脇市田園空間展示室、ギャラリーポポニなどで、小松原ケンスケと仲間展
2018年4月24日から5月6日まで、静岡県浜松市クリエート浜松にて浜松美術協会展。

(受賞歴)
2015年 第42回小野市美術展。美術協会長賞受賞。
2018年 第68回静岡県勤労者総合美術展。大賞受賞。
その他、兵庫県展、西脇市展、加東市展、浜松市展などで入選。  


 

 

 

 

 

 

伊藤 絵奈 -Ito Ena-

美術系大学で工業デザイン専攻後、楽器メーカーへ入社。意匠設計業務を担当。

退社後、北欧を旅してテキスタイルを学ぶ。寄宿舎等で生活する中で、日本とは全く違う価値観に触れる。帰国後、子育てをしながら絵画造形の活動を開始。2016年、NPO法人男女共同参画推進協会へ入職。「地域の子どもたちの居場所」と「アート」との融合への試みを模索している。

 

経歴
2000 京都市立芸術大学美術学部デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒業

2000 浜松市内の楽器メーカー入社

2012 ちいさな子どもと親のための絵画造形 の活動を開始

2016 特定非営利活動法人 浜松男女共同参画推進協会 入職