鴨江アートセンター KAMOE ART CENTER

レジデンス 展示イベント

「ノイズの絵画2」 明石雄 個展 

開催日
  • 2019年2月20日(水)〜2019年2月28日(木)
開催時間 鴨江アートセンター 205号室、2階ロビー 9:00-21:30 / 木下惠介記念館 2階ギャラリー 9:00~17:00(月曜休館)
主催 浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)

 

ノイズの絵画2 アンチイリュージョン、シャープネス、≒彫刻。

 

私の絵を見てくれる人に私が声を大にして言いたいのは「絵画の表面にはノイズがある」ということだ。

その事を最初に思ったのはもうずっと前のことで、私が絵を描き、眺め、描き変え、それも消して、美術館や街のギャラリーで他人の絵を見たりしていた学生時代だったが、その思いは今なお強く私の中で沸き上がって来るのである。

「絵画の表面にはノイズがある」は私の芸術表現における初期衝動のようなものとなり、また今でも持ち続けている私の表現のテーマなのだが、これまでは絵画論の観点からはあまり詳しく説明できてこなかった様に思う。今回の展覧会を通じて、私の絵画論を少し詳しく説明してみたい。


まずは、絵画とはイリュージョン(幻影)であるという見方がある。具象絵画ならば人物、静物、風景などのモチーフは絵画の中にイリュージョンとして描かれる。また抽象絵画であっても画面に空間や何かしらの形や色の部分を見つけてはそれを脳内で認識してそれらを手前と奥などの関係をつけて把握する。それもまたイリュージョンである。

描かれたものは画家という職人の技術でそこに浮かび上がらせたイリュージョンである。

ある日絵を見ていた時、私は、絵にはそれらイリュージョンとしての絵画とは違う見方があると気がついたのだ。

私は私の目でしっかりと絵を見ながら脳がイリュージョンのシグナルを発動させない。

そのように見ようとした時、はっきりと(ぼんやりとではなく)絵画はノイズなのだと思った。いろいろな色の顔料の色の粒と粒が混じり合ってできたチカチカ、ゴツゴツ、ドロドロとした岩肌のようだと思った。或は砂漠の中で砂嵐に入ってしまったようだと思った。

すべての絵画の表面にはノイズがある。 


アンチイリュージョン(≒彫刻)、シャープネス(ノットベーグ)、ノイズの絵画。

これらは私の作品制作におけるキーワードである。

明石 雄

 


 

2019年2月20日(水)~28日(木)

鴨江アートセンター 205号室、2階ロビー 9:00-21:30
木下惠介記念館 2階ギャラリー 9:00~17:00(月曜休館)

 


 

本展は平成30年度鴨江アートセンター制作場所提供事業 アーティスト・イン・レジデンス成果発表として開催されます


アーティストプロフィール

明石 雄 Yu Akashi

心の働きを鎮めて世界に対して広がった意識を持つとはいったいどういうことか、 根本的にはそのようなことを求めて制作しています。近年では日々のメモやスケッチを元に制作しています。それらのメモやスケッチの多くは自然界の祖系に関する事で結果的にできた私の作品はどこか人体の一部の様でありまたは植物の根やバイクの配管の様でもあります。1983年静岡県掛川市生まれ

経歴
1983年 静岡県掛川市生まれ
2008年 京都造形芸術大学卒業
2010年 東京芸術大学大学院修了

個展歴
2010年「Voage」 hiromiyoshii Gallery(清澄白河 東京)
2013年「明石雄個展」 AI KOWADA Gallery(清澄白河 東京)
2014年「ノイズの絵画」 CCC静岡市クリエーター支援センター(静岡市)

主なグループ展
2008年 A.A.T.アートアワード東京(丸の内 東京)
2009年「貧しい時代のアート」hiromiyoshii Gallery(清澄白河 東京)
2011年「illusion realty」EmersonGallery(ベルリン ドイツ)
2012年「newartist」AI KOWADA Gallery(清澄白河 東京)
2016年「gaw展」(掛川市)
2017年「二人展、毛むくじゃらの親指姫」 ターナーギャラリー(東長崎 東京)

受賞歴
2008年 A.A.T.アートアワード東京準グランプリ

Facebook:https://www.facebook.com/akcuakcuakcu

「ノイズの絵画2」 明石雄 個展 」 at 2019年01月18日 by 鴨江アートセンタースタッフ